土用の丑の日を徹底解説!
今年の「土用の丑の日」はいつ?なぜ鰻(うなぎ)を食べるの?ギフト専門店のアドバイザーが疑問にお答えします!
Q1.「土用の丑の日」とは?
「土用(土旺用事の略)」という期間の中の「丑の日」のことをいいます
古代中国より広まった五行説が関係しています。五行説を簡単に説明すると、万物は木・火・土・金・水の5つで成り立つという説です。その5つが暦・季節にも当てられ、春は木、夏は火、秋は金、冬は水、そして土はそれぞれの季節の変わり目に当てられています。立春・立夏・立秋・立冬の直前18日間の期間を「土用」と呼び、土用に入った最初の日を「土用の入り」と呼んでいます。昔は暦の日にちを十二支で数えていたので土用の丑の日というのは、土用の期間内の丑の日ということになります。あまり知られていませんが土用の丑の日は1年間に数回あるという事になります。
Q2.土用の丑の日は毎年決まっている?
毎年日付が異なります
毎年立春・立夏・立秋・立冬の日付が異なりますので、自ずと土用の期間、十二支で数える日付もその年によって異なります。2021年夏の土用の丑の日は「7月28日(水)」、2022年夏の土用の丑の日は「7月23日(土)」「8月4日(木)」、2023年夏の土用の丑の日は「7月30日(日)」です。
Q3.土用の丑の日はなぜ鰻(うなぎ)を食べるの?その由来は?
江戸時代に平賀源内(ひらがげんない)という学者が発案したといわれています
土用の丑の日に鰻(うなぎ)を食べるようになった由来は諸説ありますが、一番有名な説としては江戸時代に平賀源内という人が発案したという説です。鰻(うなぎ)の旬の時期は秋から冬で脂がのって美味しいといわれていましたが、それに対して夏の鰻(うなぎ)は旬ではない為あまり売れずうなぎ屋が困っていたそうです。そこで学者であった平賀源内に相談したところ、「本日丑の日」と店先に張り紙をすることをすすめられ、実行すると大繁盛。他のうなぎ屋も真似をしたことで夏の土用の丑の日に鰻(うなぎ)を食べる風習が根付いたといわれています。
Q4.鰻(うなぎ)以外の土用の食べ物とは?
牛、うどん、梅干し、馬肉、ウリなど、「う」のつく食べ物が良いといわれています
土用の丑の日に鰻(うなぎ)を食べる風習ができる前から、丑の日に「う」が付く食べ物を食べると夏負けしない、という風習があり今でも一部の地域で残っている習わしです。牛、うどん、梅干し、馬肉、ウリなど「う」が付く食べ物を食べると良いでしょう。
Q5.土用の丑の日に手軽に自宅で鰻(うなぎ)を食べる方法は?
産地からのお取り寄せがおすすめです
美味しい鰻(うなぎ)を食べたいけれど、わざわざ人気店に並んだり、予約をしたりするのは億劫という方には産地から直送するお取り寄せの鰻(うなぎ)がおすすめです。蒲焼の調理済みの状態で届き、温めるだけで名店の美味しい鰻(うなぎ)を味わうことができます。お取り寄せの場合配送の時間がありますので、土用の丑の日の当日に食べたいという場合は、約2週間前までに注文をするのがおすすめです。