パパ&ママ必見!
初節句って何?何を用意するの?選び方は?そんな疑問にお答えします!
Q.ひな人形・五月人形は誰が用意するの?
本来は、初節句の人形は母方の祖父母が用意すると言われていました。
また、兜などの五月人形は父方の祖父母が贈るのが正式という話もあるようです。
こうした風習が残っている地域もありますが、現在では特に誰が用意すると決まっているわけではありません。両家で折半するというケースも増えています。
Q.ひな人形や五月人形はひとりにひとつ準備するの?
ひな人形や五月人形に対して「ママのひな人形があるから譲る」とか「お兄ちゃんの時に兜を買ったので」というお話を聞きます。でも、本来ひな人形や五月人形はひとりにひとつ必要なものなのです。なぜかというと、人形はその子の魔除けのお守りの役割をしますので、子供に譲ったり、兄弟・ 姉妹で共有するものではなく、ひとりにひとつが本来の在り方です。
【「ひとりにひとつ」が難しい場合は…】
「お人形はひとりにひとつ用意する」とわかってはいても、アパート住まいの方が多い現代では、なかなか買っても飾る場所がない…などの理由で、お子様ひとりにひとつ用意できない場合もあるかと思います。 そういう場合は、小さめのケース人形や、お子様の名前の入った名前旗だけでもご準備いただけると、お子様自身も“自分のもの”という印象が強まりますね。その他にも、室内こいのぼりやつるし雛なども人気です。
Q.初節句のお返しは?
初節句は家族中心のお祝い事ですので、本来はお祝いの席にお招きし、祝い膳でおもてなしすることがお返しになります。しかし高額なお祝いを頂いた方や、お祝いをいただいても祝宴に出席できなかった方には、のし紙に「初節句内祝」や「祝 初節句」 または「内祝」として、子供の名前を入れて内祝いをお返ししましょう。
Q.ひな人形は、どうやって選ぶの?
ひな人形と一口に言っても、いろいろなタイプのお人形があります。ひな人形選びに何を基準に選んだらよいのか苦労されている方も多いと思いますので、それぞれの種類を長所・短所をまじえてご案内します。まずは、飾り方の違いで見ていきます。
飾り方の種類
1)七段飾り
親王(お内裏様・お雛様)、三人官女、五人囃子、 随身(ずいじん)←右大臣&左大臣、仕丁(してい)、総勢十五人が揃った豪華な雛人形です。
今では七段飾りはだいぶ少なくなりましたが、やはりお雛様と言えばコレ!もっとも華やかで豪華ですね。
お子様が大きくなれば、一緒に飾る楽しさもあります。とはいえ、最大の短所は、なんといっても場所をとります。飾る時はもちろん、収納時も押入れひとつを余裕で占領します。
また、飾るのにも収納するにも時間がかかりますので、毎年しっかり飾る自信のある方でないと、ちょっともったいないかもしれないですね。
2)三段飾り
七段飾りを簡素化した、親王、三人官女の5人で飾る三段のお雛様です。
七段に比べて飾り付け、収納が楽になりますし、 見た目の豪華さ、飾り付けの楽しさも残しています。しかし、七段飾りほどではありませんが、想像以上に飾る場所、収納の場所は必要になります。
3)三段飾り(収納タイプ)
三段飾りの中でも、収納タイプと言って、飾り台の部分が収納箱として利用でき、お人形やお道具を全てしまうことが出来るものもあり、最近では一番人気があるラインナップです。
ただ、ものによってはコンパクトに収めるためにお人形やお道具も少し小さめの作りになっていることも。お人形やお道具の豪華さを求めるのであれば、三段飾りでも収納タイプではなく、普通の段飾りを。
4)親王飾り(平飾り)
三段飾りをさらに簡素化したもので、平台一段のお雛様。その名の通り、お内裏様とお雛様2人だけで、小さめのお道具が付きます。飾る手間も少なく、何より省スペースなのがメリットです。
全体の大きさ、見栄えなどは段飾りよりは劣りますが、親王飾りはお人形が2人だけなので、お人形も大きく、しっかりした作りをしているものが多いです。アパートやマンションにお住まいの方にはオススメ。ただ、飾る楽しさや豪華さを求める場合は段飾りにしましょう。
5)ケース飾り
ケースの中にお人形やその他のお道具が全て収まっているお雛様です。箱から出してそのままで飾り付けも完了で、ほこりも気になりません。
あとはお子様が小さいうちは、お人形に触って壊してしまう…なんてところからも守れるかもしれません。
もちろん省スペースでお飾りいただけますが、しまう時もそのままの大きさなので、思ったより収納場所は必要です。今では割れないケースもアクリルケースが多くなっていますが、 ガラスケースの場合は取扱いに注意しましょう。
Q.人形選びのポイントは?
やはり一番のポイントは「長く飾れること」ではないでしょうか。せっかくいいひな人形を買っても、出さずにしまいっ放しではもったいないですね。。
1)予算を決めましょう
ひな人形は種類も豊富ですし、値段もピンからキリまで様々です。おじいちゃん・おばあちゃんから出資してもらう方も多いかと思いますが、ある程度の予算を決めておいたほうが選ぶ上でも的を絞りやすくなりますね。
2)スペースに合うものを選ぶ
天井が高くて、広いスペースがあるお店で見ているとそんなに大きくないように見えますが、実際家に飾ると大きさの感覚がかなり違います。
最近では、一戸建てでも和室がないお家もありますし、飾る場所を決めて、あらかじめ寸法を測っておいたほうが無難です。収納場所の確保も忘れずに。
3)優先順位を決めましょう
お人形を選ぶにあたって、何を重視するかを決めておくと、悩んだ時の決定打になります。優先順位が、全体的な豪華さなのか、スペースを取らないものなのか、お人形のお顔や衣裳なのか、予算なのか…など。全ての条件が揃えば一番なのですが、それもなかなか難しいものです。優先順位をしっかりしておくと、スムーズにお買い物できます。
4)最終的にはママが気に入ったものを
もちろん選ぶ人みんなが気に入ったお人形を選べればいいのですが、世代的な価値観の違いや、現実的に飾るスペースなどを考慮すると、全員が納得!というものは難しいかもしれません。そこで、最終的には赤ちゃんのママの意見を優先に。毎年、飾りつけるのはおそらくママのお仕事。ひな人形の飾り付け、片付けは想像以上に手間がかかります。女の子のお道具でもありますし、ママの気に入ったものを優先し、毎年楽しく飾れるものを選びましょう。
Q.購入日や届く日は、日柄を気にしたほうが良いの?
購入日や配送日より、封を切って箱を開ける日、飾る日が大切です。良い日やよい時間帯を選んで、箱の封を切るのが良いとされています。
また、縁起の良い日に飾れないという場合は、縁起の良い日や時間帯に封を切って箱だけ開け、別の日の吉の時間帯に飾りつけると良いでしょう。
吉とされる時間帯はたくさんありますので、時間帯を選んで飾り付けを始めていただくとよいと思います。以下を参考にしてください。