お歳暮について

行事・イベント

●お歳暮の由来

→お歳暮は、年越しの際の祖先の霊や年神様(新年の神様のこと)へのお供え物として塩鮭、するめ、数の子、塩ぶり、魚介類の干物などを用意した名残で、こうした供物を嫁いだ娘や分家の人が本家に持ち寄ったことに始まります。

 その後、年末に帰省できない子どもや遠方に住む親戚が、それらのお供え物を本家に贈るようになり、やがて、日頃お世話になっている親戚や上司などにも贈られるようになりました。

 もともと「歳暮」は年の暮れを意味する言葉ですが、こうした年末の贈り物の呼び名として定着していったようです。

●お歳暮の贈る時期は?

→12月上旬から、25日頃までに届くように贈るのが一般的で、年末年始に直接お伺いする場合などは、その時でもOKです。

 また、お渡しするのが年を越してしまいそうな場合には「御年賀」や「御年始」として贈りましょう。

 更に1月15日を過ぎてしまうような場合は、「寒中御見舞」「寒中御伺い」として贈ります。 お歳暮時期はお店はもちろん、宅配業者も大変混み合うので、早めのご準備をオススメします。

●お歳暮の相場は?

→価格帯として多いのは、3,000円~3,500円くらい。お世話になった方への感謝の気持ちですので、相手との関係性によっても違います。

 一年の締めくくりの暮れのご挨拶、あまり予算にとらわれず、相手の方に喜んでもらえるものを選びましょう。

●お中元とお歳暮は、両方やら贈らなくてはいけない?

→絶対にどちらも贈らなくてはいけないわけではありません。

 どちらかだけでもOKですが、片方だけの場合は、お歳暮を優先します。

 その際は、お中元時期には暑中見舞いのお葉書を出すなどにとどめ、お歳暮を少し予算を上げて贈ると良いですね。

●相手・自分が喪中の場合は?

→どちらが喪中の場合でも、お歳暮はお祝いごとではないので、贈っても大丈夫。しかし、まだ49日も過ぎないくらいの場合は、

 忌明け後、年が明けて落ち着いてから「寒中御見舞」などとして贈ったほうがよいかもしれませんね。

●お歳暮選びのコツ

→「何を選んだら相手の方に喜んでもらえるか?」これは、本当に難しいところですね。

 お相手の方の好きなものがわかっていれば、そこを重視してお選びいただくのが一番。

 普段からその辺りをリサーチしておくと役に立ちますね。そして、なかなか普段自分では高くて買えない「ちょっと高級なもの」というのが贈り物としては喜ばれるポイントです。

 お酒が好きなら、お酒類やおつまみになるものなど。

 あとは家族構成によって、お子様がいる家庭ならお子様が喜びそうなものを。

 ご年配の方へ贈る場合は、手をかけずにすぐ食卓へ出せるものだったり、ご病気がある場合は食べ物は避けたほうがいいかもしれません。(洗剤や入浴剤など)

 また、食べ物の場合は出来るだけ日持ちするものを優先したいところ。

 他の方からもたくさんのお歳暮が届いているかもしれませんし、冷蔵庫・冷凍庫もいっぱい…なんてこともあるかもしれません。

 そこまで考慮できたら、お歳暮選びのプロかもしれませんね!

●お歳暮の好適品は?

→人気が高いのは断トツで食品です!いわゆるお歳暮の定番といえばハム。

 あとは、油や調味料のセット、ビールなどのお酒、企業の方の場合はコーヒーのセットなどが定番として人気です。

 個人のお客様の場合は、新鮮な海の幸や、リンゴや柿などのフルーツを産地から鮮度を保って直接お届けする「産地直送品」が多くなってきていますね。

 こういった産地直送品で季節を感じられるもの、寒い冬を乗り切るための温かい鍋セットなどもオススメですよ。

 食品以外となると、普段の生活でお使いいただける洗剤や、寒い日のお風呂に入浴剤なんかも人気があります。

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お歳暮の疑問

≪放送内容概要≫

●お歳暮の贈る時期は?

→12月上旬から、20日頃までに届くように贈るのが一般的。

 年末年始に直接お伺いする場合などは、その時でも大丈夫です。お歳暮時期は配送が大変混み合うので、早めのご準備を。

●お歳暮の相場は?

→価格帯として多いのは、3,000円~3,500円くらいです。お世話になった方への感謝の気持ちですので、相手との関係性によっても違います。

 一年の締めくくりの暮れのご挨拶、あまり予算にとらわれず、相手の方に喜んでもらえるものを選びましょう。

●お中元とお歳暮は、両方贈らなくてはいけない?

→どちらも贈らなくてはいけないものではありません。ただ、片方だけにしたい場合はお歳暮を贈ります。その際は、お中元時期には暑中見舞いのお葉書を出すなどに止め、お歳暮を少し予算を上げて贈ると良いですね。

●お歳暮と御年賀は両方必要?

→こちらも基本的にはどちらかだけでOKです。年末にお伺いするならお歳暮で、年を越える場合は御年賀として用意します。

●相手・自分が喪中の場合は?

→お歳暮はお祝いごとではないので、贈る側、贈られる側、どちらが喪中でも贈っても大丈夫です。

 ただし、まだ49日も過ぎないくらいの場合は、忌明け後、年が明けて落ち着いてから御年賀などとして贈ったほうがよいかもしれませんね。

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