お盆は遠方に住む親戚が帰省したり、同郷の友人と会うことができたり、普段なかなか会うことができない方々と集まることができる期間ですよね。せっかくの会えるチャンスに内祝いを直接手渡したいという方も多いのではないでしょうか。しかし、お盆はご先祖様を供養する期間であることから「お盆は避けたほうがいいのかな」「お盆が明けてから配送したほうがいいのかな」などと悩む方も多くいます。そこで今回は8月に内祝いを贈る際のマナーとおすすめのアイテムを紹介します。
一般的に内祝いを贈る時期は?
お祝いをいただいたら遅くても1ヵ月以内に贈りましょう
基本的に内祝いは、お祝いをいただいてから1ヵ月以内に贈ることがマナーといわれています。結婚や出産などの場合、新生活で忙しくなることや育児で体調を崩すこともあるかもしれません。やむを得ない理由で内祝いをお渡しするのが大幅に遅れると分かった場合は、あらかじめ遅れる旨を伝えておくとよいでしょう。
お盆期間中に内祝いを贈ってはいけないの?
どうしてもお盆に渡したい場合は一言添えて渡しましょう
お盆は亡くなったご先祖様の精霊を迎えて供養する期間です。そのため「祝」とつく内祝いを贈る行為は本来避けたほうがよいとされています。現在では受け取る側もあまり気にされる方はいませんが、地域や世代によってしきたりやマナーに対する感じ方も異なります。 どうしても親戚が集まるタイミングで手渡ししたいということであれば、「お盆の時期ですが~」と念のため一言添えて内祝いを渡すようにしましょう。
相手が初盆(新盆)の場合は避けたほうが良い?
地域によっては避けたほうが良いでしょう
初盆(新盆)とは故人が亡くなり四十九日が過ぎて初めて迎えるお盆のことをいいます。一般的には忌中(仏教では四十九日、神道では五十日)が過ぎた後は、相手への配慮をしたうえで内祝いを贈っても構わないといわれています。ただし初盆(新盆)の慣習は地域によって異なります。初盆であっても通常のお盆と変わらない地域もあれば、初盆用の祭壇や提灯を用意したり、親族や親しい方を招いて法要を執り行ったりする地域もあります。地域によって初盆(新盆)への考え方も異なるため、家族や親族の年長者に聞いて内祝いを贈っても良いか確認しましょう。
お盆期間中に内祝いを渡すかどうか悩んだ時は?
手渡しにこだわらず宅配で送ってもOK
お盆は親戚が集まり内祝いを手渡しできるタイミングですが、相手が遠方から帰省している場合は、内祝いを渡すことで手荷物を増やしてしまうことになります。内祝いの基本的なマナーとして「手渡し」が基本となりますが、遠方に住んでいる方には宅配で送ることも考えましょう。お盆で帰省した際、相手にお会いしたらお祝いをいただいたことへの感謝の気持ちを伝えて、内祝いを宅配で贈る旨を伝えましょう。
お盆期間中の内祝い、包装やのしはどうする?
お盆期間中であっても本来の包装、のしと変わりありません
お盆期間中に渡す内祝いも、包装とのしを付けて用意しましょう。出産内祝い、結婚内祝い、快気祝い(快気内祝)など、ひとことで内祝いといっても様々な用途があります。ご自身が送る内祝いの種類に合わせた包装やのしを選んで、マナーをしっかり押さえるようにしましょう。
夏におすすめの内祝いギフトって?
暑い日に嬉しいジュースギフト
夏に一番人気なのがジュースギフトです。子どもから大人まで一緒に楽しめる100%のフルーツジュースのセットや、健康志向の方に喜ばれる野菜ジュースのギフトがおすすめです。常温で保存できるものが多いため手渡しができ、受け取った相手も賞味期限や保存方法を気にすることなく、飲みたい分量を冷やして自分のペースで飲むことができますよ。
簡単に準備できて美味しい麺ギフト
暑い日が続く夏は料理をするのが億劫と感じる方も多いため、簡単に美味しく食事を用意できる麺ギフトがおすすめです。夏に食べたくなる素麺はもちろん、うどんやそばのギフトセットも人気です。
家族で楽しめるアイスクリームギフト
アイスクリームギフトは年中人気の内祝いですが、特に暑い夏には喜ばれる贈り物です。特に子供のいる家庭に贈る内祝いにはおすすめです。見た目が可愛いサンドアイスや、素材にこだわったアイスクリームなど選べる種類も豊富にあります。冷凍の商品になるためあらかじめ相手の住所を伺い、受取りの希望日時を伺ってから注文するようにしましょう。
手渡しにおすすめのカタログギフト
カタログギフトは内祝いの定番ギフトです。コンパクトなサイズで 重すぎず、受け取った相手も持ち帰りやすいため、お盆期間中に手渡しする際の内祝いにはおすすめです。雑貨やグルメなど幅広く選べる「総合カタログギフト」の他にも「グルメ専門カタログギフト」や「お肉専門カタログギフト」などテーマ性のあるカタログギフトもありますので、相手や予算に合わせて選んでみてください。
最後に
お盆期間中に内祝いを渡す際のマナーを解説しました。本来のお盆の意味合いを理解し、しきたりを気にされる方もいるということを理解しておきましょう。また、遠方から帰省する方には持ち帰るのが大変にならないか、手間を取らせてしまわないかなど、気遣いをすることも大切です。お祝いをくださった方に失礼の無いように、マナーを押さえて感謝の気持ちを伝えましょう。