「目上の方への贈り物」について

お祝い

●目上の方への贈り物として避けたいもの

 ①現金や商品券はNG

 この番組でも何度か話題にしたことはあるのですが、まず、目上の方に現金を差し上げるのはNGです。

 商品券はお金じゃないと思われるかもしれませんが、金額(額面)も書いてありますし、お金とほとんど変わりませんよね。

 不必要なものをもらうよりは…という気持ちもわかります!

 でも「これで好きなものを買いなさい」とか「お金に困ってる」というようなイメージを連想させてしまい、上から目線のメッセージとして受け取られてしまうこともあるため、目上の人には現金を贈らないようにするのがベストとされています。

 目上の人に現金を贈ることは、結婚や葬儀以外は失礼になりますので注意しましょう。

 また、商品券の話が出たので補足なのですが、

 目上の人とは関係なく、出産内祝い・結婚内祝いなどのお返しもの、快気祝い、法事の引き物などに商品券を使うのも違和感があります。

 お祝い、お見舞いとしてお金をもらったものに対して、おつりを返すような感覚にも感じられます。

 確かに、商品券は何を贈るか悩まなくてもいいし、相手の方にも好きなものを買っていただけるし、ということで便利な贈り物だと思う方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし、そもそも贈答というのは損得の問題ではありません。

 気持ちを込めて、記念になるようなものを選んでお贈りいただきたいと思います。

 ②靴下や下着、足の下に敷くものなど

 靴下や下着など「下」とつく、洋服の下に身につけるものは、目上の人にプレゼントするのは失礼!と思われることがあります。

 こういった「下」とつくものは、下に思っている、見下しているというイメージがあるとして、目上の方へのプレゼントとしてはNGです。

 なかなか下着を上司にプレゼントする人は少ないと思いますが、靴下なら気軽なプレゼントとして思わず選んでしまいそうですよね。

 あとは、スリッパ、バスマットや玄関マットなど、足で踏んで使用するようなものも避けたほうがよいとされています。

 ③筆記用具や時計やカバンなど、ビジネスを連想させるもの

 ボールペンなどの筆記用具、いわゆる文房具は「もっと勉学に勤しめ」というイメージを持たれてしまうことがあるようです。

 入学祝いや進級祝いには、必ず選ぶプレゼントなのですが、それは年下の人に送るからこそ。

 目上の人がもらうと「もっと仕事しろと言いたいのか」と思われてしまった!・・・なんてことも。

 もちろんそんなつもりは全くなく、普段の仕事で使ってもらえたら…と選んでしまいそうですが、変に思われたらせっかくのプレゼントも本末転倒です。

 同じように「勤勉」を意味するという理由で、時計やカバンもNGとされています。

 どうしてもの場合は、ビジネス用というよりもカジュアルに使えるものを選ぶといいかもしれません。

 ④贈り物としてお手軽なハンカチ

 毎日使うもので価格もお手頃なハンカチは、ちょっとしたプレゼントやお礼として選びたくなりますよね。

 でもハンカチを渡すことに「別れ」や「手切れ」という意味があることをご存知ですか?

 気にする方は「これってどういう意味?」と深読みされてしまう可能性もあるんです。

 ハンカチは漢字で書くと「手巾」と書いて「しゅきん」または「てぎれ」と読むので、手切れや縁を切ることと連想させてしまうようです。

 こんなにいろいろとNGなものを挙げられると、もう何を贈ってもダメなんじゃ…と思ってしまうかもしれませんが、今回挙げたものの中でも、現金・商品券以外のケースで言えば、絶対にダメ!!という訳ではありません。

 ただ、マナーはマナーとして知っていたほうが良いと思います。

 きちんとマナーを知ったうえで、「目上の方にこれを贈るのは失礼にあたると聞いたこともあるのですが、 でも、ぜひ○○さんに使っていただきたくて選びました」

 などと、お相手のことをキチンと考えて選びましたという一言を添えてお渡しすれば、相手の方に嫌な思いをさせずに済み、喜んでいただけると思います。

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